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若手医師からのメッセージ

2013年掲載

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科
有賀 直広

医学生・研修医のみなさんへ

 現在私は、卒後5年目、神奈川県立がんセンター呼吸器外科においてレジデント2年目として修練を行っております。全国でも有数の症例数の中、実りある研修をさせていただき、忙しくも、日々自分の成長を感じられる充実した日々を送ることができています。

 私の医局では例年入局者はやっと1人程度と決して多くの後輩を得られているわけではありません。研修医のみなさんに聞いてみると外傷や緊急疾患も多く、昼夜を問わず対応しなければならないことが嫌厭される理由のようです。かくいう私も学生の頃は漠然と忙しい科というイメージが強かったように思います。しかし、初期研修において心臓血管外科、呼吸器外科をローテートし胸部外科に進むことを志すようになりました。

 胸部領域には心臓・肺・大血管など人が生きていくための重要臓器が多々存在しています。少しのミスが即患者の死につながります。そんな状況の中、確実に手術を行う術者の確かな技量が必要とされます。また胸腔鏡に代表される縮小手術から、血管形成が必要な拡大手術まで手術のバリエーションにも富んでいます。胸部外傷であれば1秒を争う緊迫した中、全員が手を動かさなければ患者は助かりません。そんな繊細かつダイナミックな世界に触れ、諸先輩方の後を追うことになりました。

 もちろん、忙しいときもありますが、同じような苦労をともにしたもの同士、先輩後輩のつながりは強く、ほかの科にはないつながりを感じられると思います。

 このような体験は実際に一定期間一緒に診療を行ってみなければわからないことだろうと思います。医学生・研修医のみなさん、一般外科と違い特殊な領域ではありますが、ぜひその世界をのぞいてみてください。きっと魅力を感じていただけるはずです。そしていずれ一緒に手術をしましょう。頼れる先輩になるべく、私も一層の修練に励みたいと思っております。

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科

 

 中学三年生で漠然と外科医になりたいと思ってから3年後の高校三年生の時に、突然の胸痛に襲われ倒れそうになりながら近医を受診したところ自然気胸と診断されました。経過観察にて改善するも再発を繰り返した為VATS胸腔鏡下手術)をを受けることになりました。

 当時出始めていた胸腔鏡での手術の説明を受け、こんなことが出来るのかと高校生ながらに驚いたのを今でも覚えております(ただ術後再発しました・・・)。これが私と呼吸器外科の出会いでした。

 今年で10年目になり、現在は神奈川がんセンターで修練医という立場で勤務させて頂いております。

 呼吸器外科の手術は開胸手術から胸腔鏡手術、縮小手術や拡大手術と多様性に富んでおり、今後肺癌患者はさらに増加する為とてもやりがいのある分野だと思います。

 また外科は手術という根治的な治療が出来て、命をやりとりするという実感を肌で感じられる数少ない分野でもあります。

 楽しい事や嬉しい事がある一方で辛い事や苦しい事がある毎日ですが、充実した日々を送っております。入局を悩んでいる方は一度呼吸器外科の門を叩いてみてはどうでしょうか?

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科
今村 奈緒子

胸部外科志望理由

 私は卒後5年目であり、呼吸器外科に入局して3年目になります。

 胸部外科に興味を持ったきっかけは、父にあると思います。父もまた胸部外科医でありましたが、早くに亡くなったため、胸部外科の魅力の神髄を聞くことは叶いませんでした。しかし、胸部外科という厳しい世界の中にあっても、やりがいと誇りを持って向かう父の姿は幼かった私の脳裏に鮮明に焼き付いていました。その後私は医師となり、様々な診療科で研修をさせていただくと、どの診療科も興味深く、専門を選択する際には、大いに悩みました。その中で外科に決めた最大の理由は、根治を目指す治療手段のひとつとして手術という選択肢を身につけたいと思ったからでした。なかでも呼吸器外科手術は、死亡数の多い肺癌を根治しうる重要な治療手段であることに加え、大血管の操作を伴うため手術がダイナミックであること、また、生命に直結する臓器であるが故に、よりクリティカルな判断が即座に要求されることに魅力を感じました。そして何よりこれらの魅力を教えて下さった先輩方の妥協を許さぬストイックな姿勢をとても偉大に思います。今後は手術の修練はもちろんのこと、図らずも再発された患者様に寄り添うことが出来る集学的な幅広い知識の習得や、オーダーメード医療の基盤となる研究にも従事していきたいと考えています。

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科
禹 哲漢

呼吸器外科を目指そう!

 呼吸器外科は、肺がんや気胸などの肺疾患に対する、外科的治療を専門とする科です。手術にあたっては、肺動脈や肺静脈などの大血管を扱う必要があり、大変やりがいのある科です。手術症例数は、胃がんや大腸がんなどの消化器癌と比較して多くはありませんが、非常に専門性が高く、呼吸器外科としてしっかりとトレーニングを積んだものでなければ、患者さんの期待に応えることはできない時代であるといって過言ではありません。「高い専門性を持ちたい」、または「呼吸器疾患に携わりたい」と考えている医学生、研修医の方は、是非、呼吸器外科を目指してください。しっかりとトレーニングを積んで、高い専門性を得ることができれば、患者さんを治療した後の満足感も、より一層高いものになることは間違いありません!

神奈川県立がんセンター 呼吸器外科
渡部 真人

胸部外科医になろう 医学生・研修医の皆さん

 自分は初期臨床研修医を含めて6年目で、今年外科専門医を取得しました。初めから外科を目指していたわけではなく、初期研修医の頃に各科をローテートしていた頃に、外科の先生たちの仕事ぶりを見ていて、「カッコいい!きっとモテるに違いない!」と考え外科に進みました。研修が終わり3年目から一般外科として先輩方から色々なことを教わりながら消化器外科や乳腺外科とともに胸部、特に呼吸器外科の勉強をしている中で、呼吸器外科の先生方の仕事を見ていて「カッコいい!きっとモテるに違いない!」と考え呼吸器外科の道に進もうと決心し、日々勉強の毎日です。「呼吸器外科医がモテるのか?」については結論から言えばイエスと思います。なぜならば、それまで全く女っ気もなく過ごしていた自分が、呼吸器外科医になったおかげで結婚でき、今では1人の子供と、奥さんの中には2人目の子供もおり、幸せな家庭を築いております。女性にモテる人生を満喫したい医学生・研修医の方は是非、胸部外科医になって一緒にハッピーライフを過ごしてみませんか?