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手術成績

目次

  1. 呼吸器外科とは
  2. 肺・縦隔のしくみと働き
  3. 統計
  4. 代表的な疾患
  5. 手術成績
  6. 参考資料

2010年日本胸部外科学会学術調査結果

 2010年におこなわれた日本胸部外科学会による日本全国の学術調査結果から、主な病気に対する呼吸器外科手術成績を示します。これらは欧米諸国に比べ、優れた成績を収めています。なお、周術期死亡とは手術後1ヵ月以内の死亡のことをいいます。また、在院死亡とは退院できずに死亡することをさします。

主な疾患 患者数(人) 周術期死亡 在院死亡
原発性肺がん 33,112 0.4% 0.8%
気胸 13,840 0.2% 0.4%
転移性肺腫瘍 6,748 0.1% 0.1%
縦隔腫瘍 4,495 0.1% 0.1%
炎症性肺疾患 3,140 0.1% 0.2%
膿胸 1,923 1.6% 3.4%
肺良性腫瘍 840 0% 0.12%
胸壁腫瘍 684 0% 0.4%
胸膜腫瘍 451 2.0% 5.1%

肺がんの治療成績

 日本肺癌学会、日本呼吸器外科学会および日本呼吸器学会は、肺癌登録合同委員会を共同で運営し、全国集計をもとに手術成績を公表しています。2004年に切除された肺がん症例についての全国集計が2010年に行なわれましたが、参加施設数は呼吸器外科専門医修練認定施設605施設中253施設(41.8%)で、症例数は11,663例でした。全体の5年生存率は69.6%で、そのうち男性の5年生存率は63.0%、女性では80.9%でした。なお、臨床病期別の5年生存率はIA期:82.0%、IB期:66.1%、IIA期:54.5%、IIB期:46.4%、IIIA期:42.8%、IIIB期:40.3%、IV期:31.4%で、病理病期別の5年生存率はIA期:86.8%、IB期:73.9%、IIA期:61.6%、IIB期:49.8%、IIIA期:40.9%、IIIB期:27.8%、IV期:27.9%です。