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重要なお知らせ

マスコミへの手術実績に関するアンケート調査等について

                                   平成21年11月18日

特定非営利活動法人日本胸部外科学会
指定施設指導責任者各位

特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会
会員各位

特定非営利活動法人日本胸部外科学会
学術委員会 委員長 坂田 隆造

謹啓 晩秋の候、皆様には益々ご健勝のことと、お慶び申し上げます。
 さて、今年も例年どおり著名日刊紙から手術症例数のアンケート調査が来たことと思います。この種のアンケートに対する胸部外科学会の立場は、平成20年11月7日付で日本胸部外科学会 田林理事長と日本心臓血管外科学会 高本理事長の連名のもと御連絡したとおりで、信頼性に乏しい情報は国民をミスリードする危険性があり、各施設長には慎重に対応して頂きたいという立場であります。
 下記に田林理事長と高本理事長連名の要請文を再掲しますので、ご一読ください。
 なお、日本胸部外科学会 学術委員会でも社会への情報提供について前向きに検討を続けており、Annual  Report をもとに情報提供の要請に少しずつでも答えていきたいと思っておりますことを申し添えておきます。

謹白


 

特定非営利活動法人日本胸部外科学会  
理事長 田林 晄一
特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会
理事長 高本 眞一

謹啓 貴下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
最近、著名日刊紙から全国の主要な心臓外科施設あてに、昨年の手術症例数のアンケート調査が来たことと思います。マスコミは読者が治療を受ける際の医療情報として役立たせたいという意向を持っていますが、この種のアンケート調査は背景を含めた的確な情報を伝えているとは言いがたく、社会への情報提供という意味では問題点を持つものであります。
さて、各医療分野について情報公開が求められるなか、各施設はそれぞれの見識で持って公表ないし情報提供を行っておられることと思います。心臓血管外科に関しては二つの基幹学会が協調しながら専門医制度の健全な発展と医療の質の確保に努めてまいりました。日本胸部外科学会では長年にわたる会員からの貴重なデータを活用し、日本のこの分野の実態を社会に示してきましたし、一昨年は、施設の手術数と成績の関係を分析し公表したところであります。また、成人心臓血管外科データーベース機構では、参加施設も増加しているなか、リスク補正した成績の分析を進めているところであります。
このように学会や各施設が情報公開に努めているなか、新聞や週刊誌は場当たり的ともいえる目的で情報を一方的に収集し、信頼性の担保もないまま、病院ランキングを始めとし、手術数でもってあたかも評価するような格好で公表してきています。
会員各位におかれましては、わが国の医療の健全は発展と信頼できる情報公開のため、マスコミ等への手術症例数などの情報提供は一部の担当医の公表にも問題があることも考慮され、慎重に対応していただきたくお願い申し上げます。各施設におかれましてはHPでの積極的な情報提供をお願いするところであります。
なお、両学会といたしましては、医療の質の確保とより良い医療を供給するため、社会への情報提供についても前向きに検討を始めているところであります。会員各位におかれましてはどうか忌憚のないご意見やご提案をいただければと思います。 

謹白

投稿日時: 2009.11.19