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緊急のお知らせ

会員の皆様へ―熊本地震におけるご支援のお礼と新たな支援ステージ移行のお知らせ―

特定非営利活動法人 日本胸部外科学会
会員各位

平成28年4月27日

熊本地震におけるご支援のお礼と新たな支援ステージ移行のお知らせ

 2016年熊本地震では静脈血栓塞栓症予防のための緊急声明、熊本県での血栓検診、弾性ストッキングの手配、多くの寄付など発災直後から多くのご支援をいただきましてまことにありがとうございます。熊本地震では、大きな余震が続いたため、当初予想されたように車中泊の避難者が多く、さらに屋外避難者も多く、残念ながら肺塞栓症のため亡くなった方も含め、多くの被災者が静脈血栓塞栓症に罹患されました。会員の啓蒙活動により、報道機関も早くからこの問題を取り上げ、予防のためのキャンペーン、日本静脈学会弾性ストッキングコンダクター養成委員会を中心とした弾性ストッキングの手配、寄付などにより、現地での予防活動が円滑に進みました。厚生労働省も熊本大学と共同して迅速な対応をしていただき、弾性ストッキングの手配も厚生労働省が中心になって活動をする形に移行しております。今回の地震では、さまざまな課題が浮かび上がりました。将来予想される南海東南海トラフ地震、首都圏直下型地震などの対応に今回の教訓を活かしてゆく必要があると考えます。
 現地では、東日本大震災後と同様に、長期避難者・仮設住宅居住者の血栓性疾患・循環器疾患、心のケア等が次の課題になってくると思います。今後の循環器疾患啓発予防は日本循環器学会が窓口となり、熊本大学、熊本県および国が協力して行う方向で調整が進んでおります。
 春の連休を控え、被災地での医療ボランティア活動を希望される会員も少なくないと思いますが、現地での医療活動に混乱・支障をきたさないよう、循環器ボランティア支援の窓口を日本循環器学会に一本化しますので、皆様にはご理解とご協力をお願い申しあげます。何卒、現地の支援にあたっては一兵卒として、現場に貢献していただきますようお願い申しあげます。
 今回の地震で見えてきた課題については、関係学会でも検討し、行政にも提言して行く必要があると思います。日本全国どこでも災害は起こりうるということを念頭に、循環器を専門とする医師としてご協力をいただければ幸いです。
 取り急ぎ会員の皆様へのお礼とご報告まで。

日本循環器学会代表理事 小川 久雄

日本心臓病学会代表理事 平山 篤志

日本静脈学会理事長 岩井 武尚

日本心臓血管外科学会理事長 上田 裕一

日本血管外科学会理事長 宮田 哲郎

日本胸部外科学会理事長  大北 裕

日本脈管学会理事長 重松 宏

肺塞栓症研究会代表世話人 白土 邦男

投稿日時: 2016.05.02